よみがえる Marshall LEAD12 部品交換編 | LEAD12再生プロジェクト その2

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よみがえる Marshall LEAD12 部品交換編 | LEAD12再生プロジェクト その2

修復前

 Marshallが初めてトランジスタアンプを発表したのが198X年。X年としたのは記憶があいまいなことと、日本の発表と他国での発表に違いがありそうなことからですが、このころは初のトランジスタアンプよりもJCM800の話題の方が大きかったように思います。私の記憶によると、84〜85年あたりにJCM800と共に最初のLEAD12が出ていたと思います。が、世界的にはもしかしたら81年あたりの製造もあるかと思いますが、日本では85年くらいだったと思います。というのも、85年当時、楽器店でバイトをしていました私は、その店の仕事で、博多のヤマハ楽器店の新製品発表会に出席することがあったんです。そこは大きな店舗の地下にある小ホールで、業界の人たちが多数招待され、ミュージシャンが新製品を元に演奏しながら説明をする場でした。一般の人は入れず、業界向けの発表会にしてはかなり多めに演奏していて、なかなか楽しかった記憶があります。その日の楽器の目玉はマーシャルアンプの新製品JCM800とソリッドステートのアンプだったと記憶しています。演奏はフュージョンっぽい曲が中心で、ギターもベースもヤマハ製、ドラムやキーボードももちろんヤマハ。アンプはマーシャル。たしか、その中でいくつかのアンプを換えながら説明していたと思います。その時にLEAD12を演奏に使っていたかは覚えていませんが(出力が小さいので使っていなかったと思います)、ソリッドステートのマーシャルは使っていたと思います。発表会ではコンボアンプからスタックまでいくつかのマーシャルサウンドを間近に聴き、その音に興奮したことを思い出しますが、演奏していたミュージシャンが誰だったかは全く覚えていません。たしかその時の20Wか30Wのアンプに興奮してほしくなりましたね。帰りにはカタログをいただいたんですが、当時ヤマハが代理店だったので配布された豪華なヤマハの中にマーシャルがあったと思います。その中にLEAD12もありました。

 

修復後

そんなことがあった日からしばらくして、店にもLEAD12を仕入れて展示していました。LEAD12は当時価格で49,000円で、小型の割になかなかの高いアンプでしたのでまったく売れませんでしたね。それでも試奏はよくされていました。音はマーシャルの名に恥じない期待以上のもので、同時期発表のJCM800譲り。作りも異常にガッチリしていて、舶来品って感じがプンプンしていました。すぐ隣に70年代のスタックの100Wを展示していましたが、LEAD12の方が人気がありましたね。
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修復用部品到着

 部品が到着しました。アンプ本体は2,000円と格安で手に入ったんですが、修復用部品は8,000円もかかる為、少し考えて注文しました。
マーシャルの部品は普通の電気屋さんや楽器屋さんでは簡単には揃わないものなんですが、最近のネット通販は便利なもので、専門に取り扱っているお店もあるんです。ここではすべてが簡単に揃って、注文後2〜3日で来るとか信じられません。今回garrettaudioさんでLEAD12用のパーツは全部調達できました。
グリルクロスを含む部品をひとまとめにして送っていただいたので、筒状の梱包で来ました。

部品は丁寧に袋詰め(ひとつづつマジックで記号を書いて、ビニールはシール済)されており、納品書にチェックマークがあり、しっかりした印象がありました。

購入部品は、ポット、ナット、ワッシャー、コンデンサー、スピーカーケーブル、ハンダ、グリルクロスです。ケーブルやハンダは切り売りができ、無駄がなく注文できます。
写真では部品の下に敷いてあるのがグリルクロスです。

部品交換開始!

計画としては、ポット5個、電解コンデンサー6個、スピーカーと電源のケーブル、グリルクロスを交換します。

まずは基盤上の部品から

ハンダ吸い取り線でハンダを取り除き、部品を外します。

こんな感じです。取り外したポットは軸の部分が割れていないソリッドシャフト。

今回ハンダはケスター44を購入しました。各部品をケスター44で付けていきます。

ポットは軸が割れているタイプのスプリットシャフトに変わりました。

部品交換後の基盤。

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ケーブル類交換

次はケーブル類の交換です。
電源はひ弱そうな細いケーブルだったので、手持ちの太いケーブルに変えます。
前はこんな感じのケーブルで、結んであります。これからPC用に持っていたケーブルに交換します。

PC用だった電源ケーブルを利用します。

ケーブルの被覆が太く、シャーシの穴に固定するプラ部品はそのままでは挟めなく、シャーシの穴とプラ部品の内側を広げる加工を必要としました。新しいケーブルはキツキツで太い為、ケーブルは結びません。挟み込みだけで十分持ちます。

次は第二のケーブル、スピーカーです。これはベルデンの9497に変えます。

これも太くなっており、シャーシの穴と基盤の穴の加工を必要とします。具体的には、シャーシの穴にゴム部品がはめられるのですが、径の大きい物にしてシャーシの穴も2o近く広げます。
この穴にゴムを、、、

この部品も手持ちでありました。これを穴にはめると、こうなります。

ケーブルもちゃんと通りました。

で、このケーブルはよってあり、案外硬く、抜け止め用に結ぶと結び目が大きくなるので、別対策として結束バンドで縛って抜け止めにします。

これで電源用ケーブルとスピーカー用ケーブルがきれいに収まりました。

 

ノブも取り付けていい感じに仕上がっています。ですが、、、
次は箱の方です。グリルクロス交換で生まれ変わりますよ。

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