激変!Marshall LEAD12 完成編 | LEAD12再生プロジェクト その3

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激変!Marshall LEAD12 完成編 | LEAD12再生プロジェクト その3

 LEAD12は名器と言われているところもあるようですが、正直言って昔感じた限りでは、特に何も思わなかったんです。私の友人でLEAD12を何台も試奏して、細かくチェックをしている人がいるんですが、彼も絶賛していました。しかしマーシャルとは言えトランジスタアンプが、それほどにいいアンプなのか不思議に思っていました。
ところが今回偶然にリサイクルショップで見つけた時、ハッとして、「こんなところに、、」みたいな四つ葉のクローバーを見つけたような懐かしさがあり、同時に本物のマーシャルの威圧感みたいなものが伝わってきて、小さいのに存在感のある奴だなと気を惹かれました。もちろんチューブのヘッドアンプに較べたら小さいもんですが、「ここにもマーシャルスピリッツはあるぞ!」みたいなピリッとしたものが感じられるのは英国製だからなのかなと思いました。まあ値段も惹きつけるほどの安さだったので、ととえジャンクだったとしても安く直せるなら買いだなと思い購入しました。

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グリルクロス張り替え

 普通スピーカーの全面に貼られている布などをサランネットと言いますが、ギターアンプではグリルクロスと呼んでいます。なぜかわからないのですが、特別感はあります。
前回の部品交換で内部の基盤的にはOKだろうということで、先を進めるとして今度はグリルクロス張り替えでフロントマスクを変えます。元から付いていたグリルクロスはJCM800らしい黒のクロスでなんとも普通なんですが、34年も経っていると結構汚れています。そこで丹念に洗ってみたのですが、いくら洗っても綺麗にならず、半ば途中で断念し、乾かして様子を見ようということにしました。ところが乾いたグリルクロスはなんともひどい状態で毛羽立ったり色も抜けたりと、どうにこうにもならない。この結果で今回の交換部品の中で一番高いグリルクロスの張り替えを、決断せざるを得なくなりました。

 

洗う前
 やはり古さが出ています。ロゴも黄ばんでる。
洗った後
 洗う前よりも汚れて見える。黒い色が抜けてホコリっぽい色に変色してしまった。ボロボロ感が出て情けない。

悩んで選んだ結果のグリルクロス

 いざ変えるとなれば、どのクロスにしようかと悩みましたが、約1週間悩んだ結果、マーシャルのBluesbreakerを選びました。
その間ずっと考えていたのは、オールドっぽいマスクになるLarge Checkや、リッチーブラックモアのマーシャルリードっぽくなるSalt & Pepperも捨てがたいと。でも筐体が小さいのでこれら2つはクロスの柄が大きいと全体のバランスが悪くなると考え、Bluesbreakerを選びました。結果はこれが正解だったと思います。

 

グリルクロス3種類

左からソルトアンドペッパー、ブルースブレーカー、ラージチェック

ただ、 結構これが高いんでまた悩みました。LEAD12に必要なグリルクロスのサイズは40cm×37cm。売られているサイズの最低サイズが、幅81cm×長さ30cmで2,480円。どうしても30cmでは足らないので長さを60cm分にして、4,960円。他のパーツは全部で3,000円ちょっとなので、グリルクロスが一番高い部品となるのでちょっと考えてしまいました。でもここが変わると気分的にもいいし、他には見られないオリジナルのLEAD12が出来上がるので結局変えることにしました。

古いグリルクロスを剥がす!

まずは剥がしの作業から。クロスはホチキスの芯のようなステープルがぐるりと打たれているので、これをマイナスドライバーとペンチで抜き取ります。

古いグリルクロスを剥がします。

ブルースブレーカーを貼る!

新しいクロスをていねいに切ります。

切れたクロスを裏返しにし、バッフル板を載せ、フチに添って折れ目をつけます。

机のフチに打ち込む面を合わせると、タッカーをあて易くなるので立てた状態でステープルを打ちます。打ち込みが甘いステープルは金づちで打ち込みます。

貼り方のコツとしては、横から見た図を下に用意しました。
まず@の部分を端から全部打ち込み固定したら、クロスをぐるっと巻き込んでオレンジの方向に引っ張ります。青で示した部分の2か所の角が摩擦抵抗で緩みにくく引っ張りやすくなりますので、ここでAの中央を打ちます。その後Aの周辺を引っ張りながらどんどん打っていきます。Aが全て打てたらBを打ちます。

この要領で仕上がったのがこれです。

ロゴをつける

今度はマーシャルのロゴマークを壊さないようにゆっくりと差し込んで付けます。
ロゴが付いていた穴は貫通していて、バッフル板の裏の方から細いニードル状のもので突いてクロスを突き抜けさせて位置を確認。クロスに穴の位置をマーキングして、ロゴの足を差し込んでいきます。

取り付け!

いよいよバッフル板の取り付けです。
箱の裏からハメてネジ止めで完成。

アンプ部をとスピーカーをネジで止めて、スピーカーケーブルをハンダ付け。残りの裏板もネジ止め。

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完成!

そして完成。外装のトーレックスをポリッシュで磨き、34年前のアンプとは思えないきれいな仕上がりになりました。見た目の印象はグリルクロスでかなり変わったと思います。ザック・ワイルドのマーシャルのようなLEAD12になりました。

つづく、、、

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