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ピックアップ交換第二弾はEMG! | EMG DG20 DAVID GILMOURセット
久々のギター改造シリーズです。今回は大幅なアップグレードで、ピックアップを総交換いたします。とは言えハンダ付け入らずのEMGなので超簡単。それでサウンド変化も大きいとあって期待大です。今回改造予定のフェンダーアニバーサリーストラトの現在のピックアップラインナップは、フロントがディマジオHS-3(30年くらいまえのもの)、センターがフェンダーのオリジナルのまま(’79なので39年前のもの)、ブリッジがダンカンのSHR-1ホットレイル。コントロールはVolとマスタートーン、コイルバランサー、5点スイッチのセレクターとなっています。さすがにピックアップの出力バランスはバラバラで、歪み方も違うし、コイルバランサーはあまり効果がなくと、ずっと気になっていました。そこでひとつイメチェンで総とっ換えしたいと思っていましたが、なかなか踏ん切りがいかなかったのです。まあそれが最近アンプの再生や改造などで活気づいてきたのを機についでにやってしまおうかと思いました。
そこでターゲットになったピックアップはEMG、私にとっては未だ未知の領域です。まあ、EMG搭載のギターも弾いたことはありますが、頭の中には「ああ、あんな音ね」って感じのインプットだけして、わざわざ所有しようとは思っていませんでした。それがどうしてEMGに載せ換えしようと思ったのかですが、このギターとはまた別の構想を持っていまして、そちらではピックアップの選択肢が限られていて、EMGならどうか?と考えていました。ただその構想はまだ先の話になりそうなので、手近なところでEMGを試してみたくなりました。その結果が良ければ先では実行しやすくなるだろうという思いからです。まあそんな話はさて置き、ストラトに載せるのはどのモデルにしようか考えた結果、最終的にDG20 DAVID GILMOURセットに行き着いた訳なんです。見た目的にもサウンド的にもシングルコイルが好きなので、すぐDG20が視野に入りました。ピックガードに搭載されたPUはシングルのSAが3つ、コントローラーにはEXGエキスパンダーとSPCプレゼンスコントローラーがついてワンセットなのが魅力なんです。 EMGも最近はラインナップも増えて、選びにくくなりましたが、 ロングセラーの SAは最初から考えていましたし、この二つのコントローラーで多彩なサウンドが広がりそうなので、未知の領域にはこのぐらいが適当ではないかと思いました。
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簡単な引っ越し
EMGのいいところは、ノイズレスでエフェクターのりがいいところ。あと、ソルダーレスで簡単に乗せ換えができるところもポイントが高い。簡単すぎてイマイチやりがいが少ないのがあれなんですが。
ピックガードからピックガードへ引越し
DG20というモデルはパーツがピックガードにセッティング済なので超簡単!
ところがそう簡単にはいかないのが面白いところ。、本来なら取り付けが簡単なEMGなのですが、問題はギター側。うちのストラトは23フレット仕様になっていまして、指板が通常のツバ出しとは違い、指板とボディの間にすき間がない。逆にピックガード側を切って加工がしてあります。そういうことなので、DG20をそのまま付ける為には、同じようにピックガードの加工をしないけないことになるので、それは避けて今までのピックガードを利用し、ピックアップとアッセン一式を付け替えることにします。
そうなんです、アースが要らないんです
ここで初めて知りましたが、アクティブタイプのEMGはアースが要らないんです。既存の配線をニッパーで断ち切る時にアース線の存在が出てきます。普通ボディ内のシールドされた部分とブリッジにつながる部分にアース線があり、アッセンブリーとつながれていますが、EMGの説明書にはそれが載っていない!ネットで調べてみると、やはりアースは要らないんです。むしろ付けてはいけないらしく、アルミや銅のシールドもご法度らしいことがわかりました。このことで今まで苦労して張っていたガチガチのシールドを、全部剥がしてしまうことになりました。電池でプリアンプやブースターを駆動するので、アースすると通電してしまうというのをなんかで読んだことがありますが、本当にそんなことがあるのかねぇ?と思いましたけど、要らないっていうんならそうしましょう。
DG20のピックガードからすべてを古いピックガードに移植し、舟形のジャックプレートにも新しいジャックを取り付け、バッテリー用のコネクターと共に配線をメイン基板に刺します。配線はただこれだけ。本当にハンダ付けなどいりませんでした。
ただ、少しだけボディーのピックアップキャビティーの加工は必要になりました。ピックアップから出ている配線が下に案外出っ張っていて、ピックアップキャビティーが浅いと当たってしまう。ボディ側を多少削るしかないです。ピックアップを高くするのならこれでもいいんですが、調整がしにくくなるのであっさり加工します。
あとは電池にスポンジを当てて、ピックガードをネジ止めして終わり。
サウンドに戸惑っています、、、
いよいよEMG搭載が済んだストラトをマーシャルLEAD12で鳴らします。
ガーン!なんか違う。そう思うのも無理もありません。前よりもノイズが出ているのです。EMGにしてノイズが増えるのなんて聞いたことないんですが、出るんです。そうですねこれには二つの要因がありました。ひとつは前のピックアップの時のノイズ対策がすごかったことです。ハイ落ちを恐れず、しっかりアルミシールドしたおかげでしょうか?どうりでマイルドだった訳だ。
そしてもうひとつは、EXGとSPCのコントロールをフルにしていたことです。今までの習慣でトーンはいつもフルだったので、このセットでもそうして音出しスタートしました。あとで判ったんですが、EXGは高域と低域を上げるブースターなので、広域が少しノイズを発生させます。使わないときは0に絞るのがノーマル状態なのです。SPCは中音域のブースターなので、こちらも多少上げていくとノイズは出ます。この両方をフルにすれば、たとえEMGでもノイズは出ますよ。
EMGの音をチェックしてみて、パッシブとの違いは明らかなのですが、しばらく弾くまでは、どこがどうと言えなかったんです。あまりにも違いがありすぎて慣れるのに時間がかかりました。でもだんだん馴染んできたのか色々試し始めて分かってきました。 ひとつ目には、基本の音の傾向の違い。これはショックです。たとえるなら、パッシブがアナログなら、アクティブはデジタルな音?まあEMGがデジタルなわけではないんですが、和食と洋食?たくあんとピクルスみたいな違いですか?あちらも美味いけど、こちらも好きって感じになります。はっきり言って枯れたトーンにはなりませんが、モダンになります。
つぎは、サスティーン。マグネットが弱いのが原因でしょう。サスティーンは上がって音が伸びる感じになりました。クリーンな歪みという矛盾した言葉が合います。アンプでフルゲイン状態で歪ませた時、今までよりも真っすぐに音が出ていく感じがします。パッシブの時は音の減衰が早く、コード弾きも濁り気味だったのですが、EMGではきれいに鳴っています。つぎに、アンプで歪ませた状態でボリュームを絞ると、きれいに歪みが減っていくのが分かります。ボリュームだけで歪みのコントロールがし易い。そこにEXGを増やしていくと、パキーンとしたクリーンカッティングができそうなほどきれいに鳴ります。クリーンセッティングではなくて、ここまでできるのは、すごいことだと思います。EXGは強力に変化をもたらすので、使用法は注意が必要だと思います。このギターでは歪んだ時のフロントピックアップでEXGを最大に上げると、かなりブーミーになりました。潰れた音になりちょっと使えない状態です。何かセッティングでカバーできないかと思い、ピックアップの高さ調整をしたりしましたが、少しの改善だけでした。リアピックアップではそこまでブーミーにはならなくても、癖のある音にノイズレベルも上がるのでやはり使いづらいという感じです。逆にSPCは大いに使えるコントローラーです。0の状態からフルまでどこでも気持ちいい。中音を増してくれるのでおいしいところのトーンが取れます。今のところの使い方では、LEAD12のフルゲイン、mojo mojoを必要に応じてブースター的に用意。この状況で、ギター側はフルボリュームでEXGを0〜3ぐらいまで、SPCは0〜10まで。ボリュームを半分くらい落としたところでは、EXGを0〜5,6ぐらいまで上げてもいいかと。
最後に、
今回EMGに換えて明らかに音が変わりました。自分的にはクランチ気味のトーンの中音域が気に入りました。パッシブでは出来なかった部分ですので良かったと思います。今度はまとめとしてサウンドサンプルを載せようと思います。
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